桜貝の気まぐれ日記

還暦過ぎての初ブログ開設

ジャニーズという名の終わりに

本日2023年10月16日をもってジャニーズという名が終わるらしい。SNSで流れて来て日にちを知ったのだ。

ジャニーズ喜多川氏の性加害事件についての詳細を報道で知った時、少年好きとは知っていたけどあそこまでの行為をしてたとは思っていなかったというのが正直な感想で衝撃だった。

私がジャニーズを観るようになった2007年頃は喜多川氏は既に老人という印象だったから私の中で性的なことと結びつかなかったが、今の老人問題と照らしても老人と性を結びつけない考えは遅れている。

ただ、私の中で私がファンだった嵐の大野君のジャニーさんとのエピソードの中に合宿所で寝ているとジャニーさんが「大ちゃん、大ちゃん」と起こしにくるのを「うるせいな〜」と返すというのがあったり、レッスンしているJr.たちに大量のマックやジュースを配ったりと、少年たちの世話を甲斐甲斐しくするおじいちゃんというイメージが定着していたのだ。

私が当時疑問視していたのはJr.のグループ改変やデビューのタイミング等だった。

デビュー決定をコンサート中にメンバーにさえサプライズで知らされるという現場にも立ち会ったことがある。

そりゃエンターテイメントとしては盛り上がるだろうけど若者の人生がかかってるんだから事前に教えるべきではとも思った。

大野君などは辞めるつもりがレコーディングだけと言われて騙された形でデビューしてしまったと私は解釈しているし、Jr.たちの人生がCDデビューをタテに喜多川氏に握られてる感じが恐ろしいなと、特に30代に近づくJr.を応援した時感じたものだ。

喜多川氏が既に亡くなっているので弁明の機会は無く調査委員会の報告書を信じるしか選択肢も無い。

多数の被害者を出したジャニーズという名を世の中から失くすのは当然の結末と思う。

 

ただ、私は確かにジャニーズのエンターテイメントに助けられたのも事実なのでここに記しておきたい。

私は埼玉出身で学校帰りの寄り道など許されない時代の真面目な女子校生だった。大学時代もディスコに2回くらいしか行ったことが無くアイドルのライブなど青春時代に経験したこともなかった。

結婚して真面目な性格から孤軍奮闘の家事や子育てに追われ心身共に疲れて、今思えばパニック障害に近い症状まで出ていた時、DVDを観て嵐の大野君のダンスと歌が好きになり子育てがひと段落した所で、一大決心してファンクラブに入会して1人でライブを観に行った。

最初は見知らぬ大勢の人に囲まれた緊張感が凄くて具合が悪くなりそうだったけど、ファンの皆さんの嵐の方へ向ける一心同体の応援の波に自分も乗れた時、身体がポカポカして緊張もほぐれて心から楽しんだ。

「嵐のライブに参加して血行が良くなり更年期を乗り切った」ホントにこれ!笑うとこじゃなく本当の話だ。

更年期の鬱な気持ちをジャニーズのエンターテイメントが支えてくれた。

嵐の他、KinKi KidsKAT-TUNタッキー&翼NEWS、Kis-My-Ft2、Hey!Say!JUMP、SexyZone、A.B.C.-Z、V6のライブ

舞台ではSHOCK、ドリボ、滝沢歌舞伎、滝沢演舞城、少年たち、プレゾン、ジャニワ、summaryなど

お節料理の支度と年越しそばの用意を済ませて通った大晦日ジャニーズカウントダウン

老年になった私は何年か前にジャニーズを卒業しておりますが、本当に楽しくて元気を貰えた掛け替えの無いエンターテイメントたちに感謝しております。

ジャニーズの名は喜多川氏と共に永遠に葬り、楽しかった思い出だけそっと青春の小箱にしまいます。