桜貝の気まぐれ日記

還暦過ぎての初ブログ開設

天使にラブソングを

急に観たくなって、でも節約したくて正真正銘の天井席で初めて観てきた。

やっぱりハッピーミュージカルって良いね。

特に今は宙組公演も止まったままで連日の報道に心のやり場がないから特に感じた。

宝塚の宙組トップ時代のまあ様こと朝夏まなとさん、好きだったなあ。

陽のオーラ全開の頼れる先輩って感じで全てに安定した実力があって。

宙組トップの時の「王妃の館」公演は宝塚でも珍しいコメディで、トップスターがこの役やるの?って感じだったけど、滑舌の良さと間のセンスが良く相当なコメディエンヌの才能の片鱗を見せていた。

天使にラブソングをはその時の感覚を思い出した。

宝塚退団後のまあ様の舞台は「若草物語」以来。

あの当時は高音の歌唱が危うくて、これから女優を続けるならもっとポイトレせなあかんと思ってしまった。

ところが、久しぶりに聴いたまあ様の歌唱力は格段に進化してしていた。

オーブを支配していたと言っても良いほどに。退団以来、途切れることなく舞台に上がり続けて消耗することもなく、あれほど輝いてデロリスを演じるまあ様は本当に素敵だったよ。

ほぼ出ずっぱりでアランメンケンの楽曲を歌うまあ様に元気をもらった。

映画の天使にラブソングのウーピーのデロリスとはちょっと役作りが違うし、個々の設定がちょっとずつ違うから比べるものじゃないと思ったし、修道院長との関わりも映画の方の院長はもう少し理解があったような?

舞台にするにはギリギリまで対立してた方が面白いよね。

その院長役の鳳蘭様、以前エンドレスショックで拝見してたけど現在は70代後半⁈

流石は宝塚の殿堂に名を残す元トップスターだよね。

大曲になるとちょっと物足りなく感じたけど、年齢考えたら凄すぎた。

後は林翔太君のパブロね、かつてのご贔屓。

台詞は多くないけどメキシコ人なのかな?片言で喋って可愛い。

所々でダンスの上手さがでちゃうし、ラストの振り指導での客席いじりも元アイドルだから慣れたものって感じ。

3人口の歌唱の時は高音担当でファルセットで歌っていて、相変わらず努力を続けてるんだなと途切れなくお仕事があるのも納得だった。

天使にラブソングをはクリスマスが近づいた季節に毎年観たくなるようなハッピーで元気をもらえる舞台だった。