私、10年ほど前から宝塚歌劇のライトファンで娘と一緒に観劇して参りましたが、
今思うと、
2021年の雪組の望海・真彩コンビの退団公演「fff」、月組の珠城・美園コンビの退団公演「桜嵐記」で最高の宝塚を観たという満足感とコロナ禍の影響もあってか娘が
「もう配信で観ればいいじゃない?」
ということで戦線離脱、以後宝塚友の会ステータス維持の為おひとり様観劇を続けて来ました。
娘と同じ趣味として観劇を続けたことで親子でこんなに意見が一致するのかと、驚くほど好みが同じだったので感想を言い合えないのは少し寂しさもあり、「それじゃ外部は?」と何の気無しにディズニー好きの娘と劇団四季を観に行くことに、
演目は「アラジン」
初「アラジン」確かに四季の皆さんは歌もダンスもお上手だった。
ただ「アラジン」を観るには私たちは大人になり過ぎてたのか感動には至らなかったんですよホントに申し訳ないことです。
そこで劇団四季リベンジということで次に選んだ演目が
「ノートルダムの鐘」
2階センター席で観劇、2階は自分たちが石像になって見守ってる感じになるらしいよと娘、
ほんとに素晴らしかった。久しぶりに舞台観て鳥肌たった。
これが5月のこと
感動が冷めやらぬ私はその日の晩、おかわりの鐘をポチッとな、もちろん娘の席も
「あんなにチケット予約に興奮してるママ久しぶりに見たよ」と娘、自分も観たいくせに冷やかすんじゃないわよ。
私、劇団四季はキャストスケジュールが前もって発表されないこと、週間キャストが月曜日に発表されるって初めて知ったんです。作品とキャストへの絶対の自信の表れですよね。
また前回と同じキャストでも良いと思ってたら
なんと!
今回は
こんな奇跡のキャストだったんです。
良いんですか?
こんなたった2回目の新参者に!
これがもう一生忘れられないような衝撃的演技と歌唱で
2幕なんて体感数分で終わったんです。
田中彰孝さんのカジモドがカジモド過ぎて目が離せなかったし、芝清道さんの低音から高音まで響く歌声が身体に染み渡ってマスクの下で嗚咽、久しぶりに舞台観て嗚咽しました。
脚本、楽曲、歌唱、演技、舞台装置全て完璧
観劇後も
「ノートルダム大聖堂はレディと呼ばれているから聖母マリア、それじゃエスメラルダはマグダラのマリア?
フロローは聖母マリアの庇護の元からつき落とされた。フロローは蛇で、フィーバスとエスメラルダはアダムとイヴ?」なんて会話が盛り上がって久々に親子で大興奮でした。
さすがにもうチケットは完売でしたから再演を待ちます。
何度もリピート観劇する気持ちが痛いほど分かりました。