音くり寿氏から宝塚歌劇団卒業1周年を記念して初めてインスタライブをします!とご連絡が来たので、還暦過ぎの私はオズオズといつもは見る専門のインスタグラムのアプリを開いた。私はインスタライブを生で観るのは初めてなのだ。
いきなり元気そうなむき卵のようにツルツルお肌の可愛いくり寿氏のお顔が出現。
誠に便利な世の中になったもんだよ。おばちゃんはギリギリ底辺の知識で世の中に付いて行ってる。
視聴中の皆様のコメントがものすごい勢いで流れる。くり寿氏じゃないけど見入ってしまいビビってコメント打つどころじゃないわ。
私は2014年から宝塚歌劇を見始めたので、100期上位の成績で歌も踊りも芝居も達者で可愛いくり寿氏のことはずっと注目していた。
新公のミーマイなどは禁じ手を使ってチケットをゲットし観に行ったほどだ。後にも先にも新公を観劇したのはあの一回だけ。
本公演越えと言うと申し訳ないが本当に素晴らしいサリーだった。新公ヒロイン二分の一というのが本当に勿体なかった。
在団中の彼女の扱いに大いに不満を抱き、宝塚の人事に疑問を持ち始めたきっかけにもなった。
私はタカラジェンヌさんが卒業後に俳優として立つ舞台を追いかけて観ることは殆どないのだけど、くり寿氏に限っては消化不良で満足出来なかったので、初めてお手紙を書いて今後も追いかけたい思いをしたためた。
今回のインスタライブでくり寿氏は卒業後、仕事を続けるか決めていなかったと知りびっくりした。ファンの応援でもう少し頑張ってみようと思ったとか?私の手紙も励ましの一端になったかと思うと大変嬉しい。
くり寿氏は外見の可愛らしさからは想像し難いがクールで大人な女性だ。ご本人曰く、オタクらしい。私はオタクでない人には魅力を感じないので大歓迎。ファッションセンスにも独特な個性を感じる。
梅棒さんの舞台に出演された時は驚いたが、私に見知らぬ世界の扉を開いて見せてくれた。
朗読劇など全く興味は無かったのに今は青春アドベンチャーのリスナーだ。
推し活は世界を広げる。
インスタライブで印象的だったのは花組ポーズのリクエストに「私もう卒業したんだけどな」
と呟いたことだ。そうだよ、覚悟を持って一年前に彼女は宝塚歌劇団を卒業したんだよ。
この一年は怒涛の日々だったはず、過去に戻すなんて失礼なのだ。常に前を向いて歩んで来たんだから。
今年はこれからロジャースハート、ねじまき鳥クロニクルと舞台が続く。
ねじまき鳥なんて原作読んだけど、お役が凄すぎてどうなっちゃうのか想像付かない。
インスタライブの最後に何とか私もメッセージを送る事が出来た。進歩である。
これからも健康に気をつけてギリギリ付いて行こう。