桜貝の気まぐれ日記

還暦過ぎての初ブログ開設

人生初のDS音くり寿様

もう先月のことになってしまったけれど、

人生初のディナーショーが今年のエンタメ始めだったんですよ。

その昔ジャニヲタだった頃は歳を重ねた大野君のディナーショーに行くのが夢だったけど

思えば遠くに来たもんだよ。

私は元宝塚花組の音くり寿様の大ファンでして

アーネストインラブのセシリーは中日劇場まで観に行ったし、新公のミーマイのサリーも観に行った。あのサリーは今でも私の中のNo. 1。

いつから気になり始めたかと言うとハッキリしないけど源氏物語辺りかと思う。

芹香さんの東上でヒロインになってお姫様だっこされた時はいつかこの2人でトップにと願ったものだ。

ポーの一族で芹香さんが宙組に組み替えとなり実質柚香さんに抜かれ、くり寿ちゃんの雲行きが怪しくなったあたりで100周年からの新参者にも分かってきたよ、宝塚は実力だけが物を言う世界じゃないって。

その辺は今も全く納得できないけどね。

それでも、カゲソロやエトワール、蘭陵王の洛妃でどのトップ娘役にも引けを取らない演技と歌を見せつけ、花男の桜子、マスカレードホテルの片桐など今も心に焼き付いている演技を魅せてくれた。

だから、退団が発表された時、まだ音くり寿を観尽くしていないのに!何事?と思ったよ。

でも、あれ以上在団するのは気の毒だった。

惜しまれて退団する引き際がかっこいいし退団後の活動が観てみたいと思い、遅ればせながら初めてタカラジェンヌの私設ファンクラブに入ったのであった。

私の観劇は昼公演中心で基本1回だけ、気になったら配信も観るって感じなので、夕方ディナーを頂いてからショーを観るってのが未知過ぎて、第一ホテルは定時になるまで1階ロビーで待機、エレベーターで案内されても会場前で待機、時間ギリギリに行っても良かったのね。

お食事は小食の私でもパンを食べなければ何とか完食出来たし、お隣の方もおひとり様だったので少しお話しもさせて頂きテーブルは雰囲気良かった。やはり、好きな人が同じだと親近感が湧くのだろうか?

飲み物は給仕係が下げないのでショーの間も飲んで良いのだと初めて知った。

今回は大丈夫だったけど出来たらショーの前に化粧室に行くと良かったかも。

お席が会場の真ん中より少し後ろだったからオペラグラスも必要だった。

くり寿ちゃんは歌に集中して、ドレスの裾も広がってるから客席は回らなかったし笑。

ディナーショーのことを綴ってるのにセトリを書かないのも何だけど、お正月早々夕方出かけるのに躊躇した自分を叱りたいほど感動した。

宙組ファンの私は暗い気持ちで新年を迎えたけど、その気持ちを吹き飛ばすほど元気をもらえた。

最初の「愛の宝石」から私は泣いてるんだわ。

くり寿ちゃんが私の大好きな歌をうたってる事実に感動しちゃって!

モーツァルトレベッカ、ミーマイ、メリーポピンズ、そして、蘭陵王の生きて。

役者が歌ってるから、カラオケじゃないの。

最近分かって来たけど、歌が上手ければ感動する訳じゃない。演じて歌わないと!

それが出来るのが音くり寿様なんですわ。

怒涛の如く様々な役を演じながら歌って下さいました。

元トップ娘役の肩書きが無いから、今後の活動も独特な道になると思う。でも、肩書きが無いから開ける道もある。

今年は音楽劇「瀧廉太郎の友人、と知人とその他諸々」で私も下北デビューになるのか?

くり寿様、毎回新しい世界を魅せて下さいますね。